我流天晴

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ほぼ日カズン復活!

3月初旬から放置状態にあった「ほぼ日カズン」を今日から復活させました。約3ヶ月ぶりの復活です。

きっかけは何の気なしに読み返してみたこと。懐かしいというには最近過ぎることばかりですが、それでも十分に面白い。書いていた当時はもっときれいにとか、レイアウトを統一してだとか、他の手帳やノートとうまく使い分けてとか・・・とにかく理想ばかりが先に立ち、しかもそれがまったく思い通りにいかず、そして挫折・・・。だけど今になって読み返してみると、肝心なのはそんなことじゃないんだと、改めてそう思えたのです。

まあそうは言ってもすぐに気が変わるオイラですから、この先また投げ出すかも知れません。だけどこのブログも約2ヶ月の放置後に復活して今に至っているわけですし、今回の放置も「充電期間」だったと思おうと。

ちなみに約3ヶ月間の空白ページですが、それを無理に埋めようなどとは思っていません。「空白」もある意味では記録ですから。ただ、オイラはいろいろなペンを意味もなく書き比べることが多いので、そんな用途に使ってもいいかなと。とにかく今後は細かいルールを作ることも、それに囚われることもやめて、好きなように使おうと思います。「自由に」というのが実は一番難しいのは承知ですが、一度は投げ出した手帳ですからね、その点では気が楽ですw

【Thinking Power Notebook】ジャーニー/Journey to the Stars(A5方眼ノート)

【Thinking Power Notebook】ジャーニー/Journey to the Stars(A5方眼ノート)

「Thinking Power Notebook」シリーズにジャーニー/Journey to the Stars(A5方眼ノート)が追加されました。比較的小振りなサイズを中心に展開してきたシリーズですが、今回はA5サイズです。

最初に目を引くのは何といってもそのデザインでしょう。YOUCHANのイラストを採用している点はこれまでの「Thinking Power Notebook」シリーズと同じですが、今回はそのイラストが表紙、裏表紙全面に渡って描かれており、そのためツバメノートお馴染みの「黒背表紙」と黄色い「背見出し」の両方が外されています。用紙はもちろんツバメフールス紙で、フォーマットは5ミリ方眼。切り取りができるようにミシン目も入っている点はこれまでのシリーズ商品と共通です。

さて、今回の「ジャーニー/Journey to the Stars」を一目見た時点での皆さんの第一印象はいかがでしょう。中身(用紙)に関してはサイズの違いだけですから用途によって必要か否かが自然と決まってきますが、今までのシリーズ商品とは大きく変わった「全面イラスト」によるデザイン。と言うか、「黒背表紙」と「背見出し」がなくなってしまった点。この点については評価が分かれるのではないでしょうか。もちろんこのシリーズはYOUCHANのイラストも大きな特徴ですから、支持する方の方が多いとは思うのですが、個人的にはやはり「黒背表紙」と「背見出し」がなくなってしまった点が残念です。

ツバメノートは多くの人にその品質が認められているというのもそうですが、長年に渡って変わらないデザインもまた大きな魅力であり、それこそがトレードマークでもあったわけです。しかもなくなってしまった「背表紙」と「背見出し」は単なるデザインではなく、機能でもあったわけです。もちろん「Thinking Power Notebook」シリーズはコラボ商品ですから、そこに新たな魅力が付加されていて当然なのですが、今回の「Journey to the Stars」は用紙こそツバメフールス紙を使ってはいるものの、もはや「ツバメノート」とは違うものになってしまったような気がしないでもありません。これまでのシリーズ商品は、ツバメノートの「伝統」とYOUCHANのイラストによる新たな「創造」がうまくバランスしていたように思いますが、今回はツバメノートの「伝統」が影を潜めたというか、見えなくなってしまったというか・・・。

まあ、伝統(tradition)と創造(creation)を融合させるのは容易なことではありませんが、これまでそれをうまくやってきたシリーズだけに今回はその点においてちょっと残念。・・・などと個人的には一目見たときにそう思ったわけですが、考えてみればオイラのようにツバメノートの「伝統」を重視したい人は「トラディショナルなツバメノート」、そして「創造」を重視したい人は「クリエイティブなツバメノート」を使えばいいわけですし、たぶん言わなくてもそうしているハズ。

そんなわけで、今回の「ジャーニー/Journey to the Stars」については、良くも悪くも「ビックリした」というのが最も的を射た答えなのかもしれません。ま、感想に正解も不正解もありませんがw

CROSSのペンシルメカニカルリフィル「switch-it」(スイッチ・イット)

先日、ツイッターでCROSSの「ペンシルメカニカルリフィル」が発売されるとの情報を得ました。これはマルチペンのペンシルリフィルではなく、CROSSの単体ボールペン用のコンバーターで、入れ替えることでMP化できるというもの。ですからこれによって多機能ペンに変身しちゃうわけではありません。

あ、そうだ!ここで本題に入る前に訂正とお詫びがあるので、まずはそれを先に。

先日ツイッターでこの話題が持ち上がったとき、オイラは20年以上前に買ったタウンゼントを持っていると発言しました。これはオイラが社会人になった時の初給料で買ったものだと記憶していたからなのですが、よくよく調べてみるとタウンゼントは1993年に発表されたらしいのです。ですから今年で17年ということになり、20年以上前に買うことは不可能なのです・・・。そんなわけで先日発言した「20年以上前に買った」というのを訂正するとともにお詫びさせていただきます。m(_ _)mスマン だけどね、CROSSジャパンのHPでのタウンゼントの説明では、いまだに「発売以来10年間」とか書いてあるんですよね。本家の記載でさえそんな具合ですから、それに比べりゃオイラの思い違いなんて・・・w

さて、それでは話を再び「ペンシルメカニカルリフィル」に戻しましょう。

情報を得た後、早速CROSSのHPを見てみましたら、「2010年春の新製品情報」というところに記載されていました。それによると名称は「switch-it」(スイッチ・イット)となっており、「クロス アドバンテージ」という新シリーズの機能&付属品として紹介されていました。そしてそこにはこの「switch-it」(スイッチ・イット)が単体で発売される旨は書いていないのですが、こちらのブログを見ますと、確かに2010年5月発売予定ということでカタログに記載されています。価格は1050円。

そんなわけで「約20年前」に買ったクロスのボールペンを持っているオイラとしては、そしてMPにも目がないオイラとしてはかなり揺さぶられる商品です。ただし気になる部分もなくはないんですよね。まずは書き味、というかガタつきと音ですね。特に今回はコンバーターによるMP化ですから、この部分のチェックなしに購入には踏み切れません。

もうひとつは使い勝手(実用性)。「switch-it」(スイッチ・イット)は、リフィルを「交換」することによってBPとしてもMPとしても使えるというものですから、必要に応じて瞬時に「切り替え」ができる多機能ペンとは目的や勝手が異なります。普段使っているBP(MP)を、たまには気分を変えてMP(BP)にして使ってみようかと、そんな使い方になると思うんですよね。もちろんこうした形での交換を可能にしたことは画期的ですし、文具好きとして気になるのは間違いないんですが、それはやはり「趣味として」なんですよね。単に実用性で考えてしまうと、決して「便利」というわけではない。

まあそんなわけで、趣味性を優先すればとても魅力的なのですが、実用性を考えるとちょっと考えてしまう「switch-it」(スイッチ・イット)。そもそもオイラなんてこのタウンゼントのBPを使う事自体が「たまに」ですから、既にその時点で気分を変えて使ってることになるんです。普段常用しているからこそ、気分を変えてMPにってことになるんでしょうが、オイラにはそれが当てはまらないわけです。なので、個人的にはしばらく静観しようかなぁというのが今の正直な気持ちですかね。

最後に、せっかくですからオイラのタウンゼントも載せておきましょう。



軸先がフラッシュを反射して光っちゃってますが、その周辺を見ていただくと分かりやすいかな?軸色はガンメタです。CROSSのHPを見る限りではもう見当たらないので廃番色なのかな?ちょっと前に店頭で見たような気がしないでもないんですが、オイラの記憶は当てになりませんからね。言及するのはやめておこうw




クリップ部分にあるCROSSのロゴは3種類あるらしいのですが、これは旧ロゴ(筆記体)です。

ここ最近、個人的にはこうしたドレッシーとかエレガント系のデザインのペンにはあまり興味がなかったんですが、「switch-it」(スイッチ・イット)がきっかけでCROSSのHPなんかを見てますと「寝た子が起きなければいいが・・・」なんて思ってしまいますw

ジェットストリームは1.0ミリも侮れないのです



低粘度インクが次々とリリースされ注目度は高まる一方ですが、その火付け役でもあり、他社の新製品投入後も根強い人気を持つジェットストリーム。今ではオイラも様々なタイプのジェットストリームを持っていますが、最初に買ったのがコレ。「SXN-250-07」です。軸色はシルバー/ガンメタリック/メタリックオレンジの3色で、結局絞りきれずに全色買っちゃったんですよね。

デフォルトリフィルのボール系は0.7ミリで、インク色は黒。要するにオイラのように全色揃えたところで違うのは軸色のみ。どれで書いても中身は同じなんですよね。なのでデフォとは違うリフィルに交換することで使い分けしてました。交換用リフィルはそんなに高くはないですし交換に手間がかかるわけでもないので、あれやこれやと入れ替えては遊んでいたんですが、中でも1.0ミリ芯の書き味と筆跡がお気に入り。ところがこのサイズは意外にマイナーで、使う人も機種もあまり多くはないんですよね。

もちろん用途によって最適サイズがありますし好みもありますから絶対的な優劣などつけられません。しかし個人的にはジェットストリーム本来の性能は0.7ミリ以上のサイズで発揮されると感じているので、1.0ミリのマイナー度はちょっと残念な気がします。

最近のボールペン事情は、極細化、多色化、そして低粘度化の傾向にあり、ジェットストリームの1.0ミリは低粘度であることを除けばその傾向とは逆。事実、今では豊富になったジェットストリームの商品ラインナップを見ても、1.0ミリに関しては力が入っているとは思えません。ですからオイラはそんなサイズを人様にオススメしようとは思いませんが、個人的にはこの単色の3本軸を1.0の色違いにしてみようかなぁ・・・などと構想中。

そんなわけで、優柔不断さ故に3本も買ってしまった「SXN-250-07」ですが、なんだかんだで色々と遊ばせてもらってるので、意外に無駄にはなっていないのです。その代わり、使いかけのリフィルはどんどん増えていきますがw

トンボ鉛筆「エアプレス」のレビュー



先日の記事「加圧式ボールペンはインドアでも役立ちます」に自らが触発されて(?)、これまで加圧式ボールペンはパワータンクしか持っていなかったオイラは急にエアプレスが気になり出し、そそくさと買ってきました。購入したのは「エアプレス」のオリーブグリーン(自分用)と「エアプレス・エプロ」のピンク(妻用)。

そんなわけで今回は自分用に買ったエアプレスのレビューです。ま、発売からそれなりの期間が経過してますし、今は加圧式インクよりもなめらか系インクが旬ですので、加圧式インク採用のボールペンレビューには今更感が否めませんがw ちなみに妻用に買ったエプロのレビューは後日改めて。

エアプレスのボール径は0.7ミリのみで、軸色は発売当初のブラック・ブルー・オレンジと、その後追加されたバーガンディーレッド・ブルーグレー・オリーブグリーンの計6色。デフォルトインクは軸色に関わらず黒ですが、替芯には青・赤・緑もあります。用途を「アウトドアでの使用」に特化しているので、その分野における使い勝手が追求されており、何よりも加圧式であることの意味(メリット)を実感できます。

それではさっそくその機能をチェックしてみましょう。




①ラバーボディ
ボディ表面は軟質樹脂(エラストマー)で仕上げたいわゆるラバー軸で、濡れた手や手袋をしたままでも滑らず、しっかりと握って書くことができます。ラバー素材は好き嫌いの別れる素材でもあり、一般用途のペンに採用された場合には賛否両論ありますが、アウトドアでの使用を前提としたエアプレスは、そうした好き嫌いよりもアウトドア仕様としての実用性を優先。その結果としてのラバー軸の採用と思われます。

また、ラバー軸は樹脂軸に比べて衝撃に強いという点もアウトドアではメリットになると思います。例えばアスファルトなどの硬い地面に落としてしまった場合、樹脂軸ですとヒビや破損の可能性が高くなりますが、衝撃をある程度吸収できるラバー軸ならそうしたリスクを低減できます。落としたりぶつけたりといった不測の事態はもちろん、道具として手荒に扱われることが想定されるアウトドア用ですから、耐衝撃性に優れた素材であることも大きなポイントではないでしょうか。まあ厳密に言えば口金部分とノック部分は樹脂製ですが、それでもオール樹脂のペンに比べれば有利ですよね。

②ショートボディ
全長122ミリのショートボディは携帯(持ち運び)に適しているのはもちろん、体を捻ったり、しゃがんだりした場合に、ポケットの中のペンが突っ張ってその動きを邪魔したり、体に食い込んだりするのを防ぐうえでも効果があります。また、男性の大きな手でも筆記する際に必要な部分は手にしっかりと掛かるので、短さゆえの書きづらさはないと思います。短いながらも軸は太めですので、頼りなさもありません。




③強力ワイヤークリップ
しなやかさと強靭さを兼ね備えた強力ワイヤークリップは長さ37ミリ、幅は12ミリあり、さらに最大23ミリ開くので、服のほとんどすべてのポケット、ベルト、ノート、本、書類、クリップボードなどに留まります。挟む位置を本体重量のバランス点におくことで、激しい動きにも脱落しにくい工夫もされているとのこと。繰り返し開閉しても挟む力が弱まらないというタフさも心強いですね。この手のペンのクリップは飾りではありませんから、きちんと役割が果たせ、耐久性がなければ意味がありません。




④ノック加圧機構(業界初)
ノックの度にピストンが加圧室を押しつぶしてリフィルに圧縮空気を送り、インクを押し出します。この方式はあらかじめ圧縮空気を充填したリフィルを使用するパワータンクと大きく異なる部分ですね。エアプレスにはこのノック加圧機構が見える窓があり、その動きを確認できます。

ただ、個人的には加圧方式の違いによる性能差や、メリット、デメリットがよく分からないんですよね。

エアプレスはノック時にインクを加圧するしくみですから、リフィル自体は特殊なもの(加圧インクリフィル)ではありません。実際このリフィルはリポーターコンパクトやオンブック用リフィルでもあります。一方パワータンクの場合、リフィル自体に圧縮空気を充填した特殊リフィルなわけで、そうするとコスト的にエアプレスの方が安いのかなと。前述のように他機種との共用リフィルとして使えるわけですし。

ちなみに売価で比較するとパワータンク用(ハイグレードを除く)が105円で、エアプレス用は63円。ただエアプレス用のリフィルは冗談かと思うぐらい短いんですよねw なので、リフィル1本あたりのインク容量を考えるとパワータンク用が高いとも言い切れないんだよなぁ。つーか価格的なことよりも、性能的な違いがあるのかどうかが気になりますよね。

それぞれのメーカーHPを見てみますと、トンボ(エアプレス)の方には、「無重力状態の宇宙でも」みたいな、アウトドアと言えども一般的にはまずあり得ない状況下での使用については触れていないんですね。また「3000hPaの圧縮空気でインクを押し出す」というような具体的数値もない。もちろん触れていないからというだけで劣っているとは言えませんし、仮にエアプレスが一般的にはあり得ない状況下での性能で劣っていたとしても、それは腕時計で言うところの1000メートル防水と300メートル防水の差みたいなものですしね。

そんなわけで加圧方式の違いによる性能差や、メリット、デメリットは結局分からなかったんですが、一般的に想像し得る範囲でのかなりアクティブ(タフ)な状況を想定したとしても、実用上の差はほとんど無いと考えていいのではないかと、個人的にはそう思います。

⑤ストラップホール
機能として取り上げるほどのものでもありませんが、エアプレスはストラップホールを装備しています(4枚目の画像参照)。ま、状況によっては「首にぶら下げるのは危険なので禁止」ってこともあり得ますが、使い道はいろいろありますからね。ストラップホールがある代わりにクリップがないってわけじゃありませんから、必要なければ使わなきゃいいだけの話です。




ちなみにウィークポイントは先程も触れたリフィルの短さ(インク容量の少なさ)。画像はパワータンク用のリフィルとの比較ですが、一般的なリフィルと比較しても、インク容量が少ないことは一目瞭然ですね。「インク容量」と「その他の利点」のどちらを優先するかによって評価は違ってきそうですね。

以上がエアプレスの主な特徴ですが、やはりターゲットユーザをしっかりと絞り込んでいる(用途を特化している)ということが最大の特徴であると言えます。数えきれないほどのペンが存在しながらもその多くは万人向けのものであり、それは無難な作りであると同時にある人にとってはどこか足りない部分が存在します。エアプレスは加圧式インクの利点をカタログ上で訴求するだけでなく、その具体的な使用例を商品化して提案している点が大きく評価できるのではないでしょうか。このペンを必要とする人、便利だと思う人は、本人が加圧式であることを意識していようがいまいが、それが役立つ人に違いないのですから。