我流天晴

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自分の身体を測量して野帳に記録する

夏が近くなってくるとあちこちで目(耳)にするダイエットの話題。最近はいろんな方法がありますね。だけどどんな方法でダイエットするにしても、それを成功させるためには共通の条件があります。それは「モチベーション」。そしてそのモチベーションをキープするために必要なのが「記録」だと思うんです。

さて、そのダイエット記録をどんなふうにするか。たぶん多くの人はPCやスマホ用のアプリを使うんじゃないでしょうか。でもね、オイラに言わせるとそれじゃダメなんだなー。もっと手間をかけるっていうか、自分で記録していかないとモチベーションってのはキープできないんです。

そこでおすすめなのが測量野帳。測量屋は当然として、今では文具好きの間でも定番アイテムとなった測量野帳が、ダイエット記録に適したフォーマットになってるんですねー。で、測量野帳というとほとんどの方が「スケッチブック」を使ってると思うんだけど、ここではオイラが測量屋時代に嫌というほど使った「トランシット」がオススメ。

最近は体重計ではなくて体組織計とかいって、体重の他にも体脂肪率やらBMIやらいろんなものが測定できますよね。それらの項目を横軸(列)に書き、縦軸(行)には日付を入れるわけです。一番右の列には目標体重との差を入れてもいいかもしれない。で、右側のページには食べたものやその日の感想を書いてもいいけど、体重の推移をグラフにするのが一番いいかも。視覚的に把握するってのは大事ですからね。

ちなみに「レベルブック」になると右ページが横罫になるので、内容によってはコッチの方が向いている人もいるかな。いずれにしても一日一回、自分の手で書くってのが大事なんです。それによって自然と何かを考える。その意識がモチベーションを保つんです。せっかく無料で使えるアプリがあるのにわざわざ手書きするのは面倒だし、見た目もダサいかもしれない。だけど楽をして目標達成しようとしてもうまくいかないもんですよ。てかそれ以前に、その根性が気にいらないw

というわけで、今回はダイエットを例にして紹介しましたけど、測量野帳ってのはスケッチブックだけじゃありませんよと。トランシットやレベルブックは継続的な記録に適してますよというお話でした。

【KOKUYO/コクヨ】測量野帳

キャンパスダイアリーの測量野帳仕様?「コクヨS&T ポケットダイアリー(ハードタイプ)」

コクヨS&Tのダイアリーと聞いて真っ先に浮かぶのはキャンパスダイアリー。同社のシステミックを使用して「ダイアリー+ノート」で使われている方も多いと思います。

と、前置きしておきながら、今回ご紹介するのはキャンパスダイアリーではなく、ポケットダイアリー(ハードタイプ)。測量野帳をモデルにしたダイアリーで、ハードタイプのクロス張り表紙を使用しており、サイズも同じです。



まずこちらがマンスリータイプ。見開き1カ月のブロック式で、レイアウトはキャンパスダイアリーと同じです。




そしてこちらがウィークリータイプ。フォーマットは見開き一週間のバーチカルで、こちらのレイアウトもキャンパスダイアリーと同じ。

つまりこのポケットダイアリー(ハードタイプ)は、キャンパスダイアリーの「測量野帳仕様」とも言えるダイアリーなのです。

元測量屋のオイラとしては、測量野帳が一般ユーザーに人気だと知ったときにはかなり驚いたんですが、その人気はついにダイアリーにまで波及したんですねぇ。メーカーであるコクヨも、まさか測量野帳をモデルにしたダイアリーを作ることになるとは思ってもいなかっでしょう。測量野帳の人気が急に出たのはここ1,2年のことだと思いますが、野帳自体の歴史は相当古く、ずっと「測量用の手帳」として販売されてたわけですからね。

ま、測量屋としてこの野帳を使っていたオイラが偉いわけでもスゴイわけでもありませんが、測量野帳の人気にはなぜか他人事ではない特別な思いがありますねぇ。(しみじみ)

というわけで、シンプルでタフなダイアリーとして単体で使うもよし、測量野帳と組み合わせて「ダイアリー+ノート」として使うもよしのポケットダイアリー(ハードタイプ)。ご興味のある方はチェックしてみてください。

コクヨS&T ダイアリー一覧
測量野帳一覧

野帳(フィールドノート)ブーム到来?

既にあちこちのブログやツイッターでも紹介やレビュー記事が載っている無印良品の「手のひらサイズポケットノート」。通称「無印野帳」。オイラはまだ購入していませんが情報を整理してみると、オリジナル(コクヨ)の測量野帳(スケッチブック)との違いは

①表紙が黒無地(MOLESKINE風)
②罫線が若干濃い
③綴じ箇所が多い
④価格が僅かに安い

というのが主だった点でしょうか。その他細かい点で仕上げが若干荒いというレビューもあるようですが、通常の使用においては特に問題のないレベルのようです。

で、実際にどちらを選ぶかという話ですが、やはり表紙が一番のポイントになるんでしょうね。継続使用を考えた場合は無印の供給体制も気になるところです。

まあ測量野帳は今でこそ一般使用に流用されてますが、そもそもは測量アイテムですからね。ほぼ同じ機能性・品質であればデザイン性に優れたものがいいに決まってます。ところがプロ仕様(オリジナル)にこだわる人というのも少なからずいるわけで、そうなると個人的には、オリジナルの測量野帳と無印野帳のシェアが今後どうなっていくのかという点に興味があります。

考えてみれば「測量野帳」は特殊サイズノートのひとつに過ぎないんですよね。実際のところ、一般ユーザーがどれだけ測量野帳を使ってるのかは分かりませんが、無印野帳も合わせ、今後一般ユーザーに広く認知、使用されるようになれば、同様のフィールドノートやサイズラインナップを他メーカーが発売することも十分に考えられるわけで、そんな点にも興味があるオイラなのです。

固定観念が自由で柔軟な発想を奪う

ここ最近では「測量野帳」をプライベートで使うと聞いても驚きませんが、オイラは初めてそれを知った時、「へぇー」なんてもんじゃなく、「えぇーっ!」と激しく驚きました。

と言うのも、実はオイラ、過去に約4年ほど測量で飯を食ってた時代があって、測量野帳は嫌ってほど使いました。

コクヨの測量野帳シリーズには何種類かの野帳がありますが、オイラが使ってたのは「セ-Y2(TRANSIT BOOk)」。ま、測量にもいろいろありまして説明してると長くなっちゃうんで省きますが、オイラがやってた測量では右側の方眼ページに現場の見取り図や測量点等の図(絵)、左側の特殊罫線ページに測量値(データ)を書くってのが基本的な使い方でした。もちろん現場は屋外で机なんかありませんから、手持ちで筆記するわけです。今考えれば、表紙が硬いのはその為だったんですね。当時はまったく気にもしてませんでしたし、それが便利だという実感もなかったな。

ちなみにその頃には既に電子野帳や、それを内蔵したトランシット(三脚に取り付けて使う測量用の機械)があったんですが、それでも見取り図は必要ですし、万が一データが飛んだ時などの為にアナログな野帳は必要だったんですよね。ま、その後GPS測量なんかも登場したりして、最近の測量事情はよく分かりませんが。

しかしハードでしたねぇ。冬は凍るほど寒く、夏は溶けるほど暑い。山や藪の中の測量では蚊や蜂に刺されまくりで、顔も体もボコボコでした。トランシットを覗いてると、子供がカメラと勘違いして「ピース」とかするし。。。

ですからそんな測量の道具のひとつである野帳を、わざわざ一般ユーザーが測量以外の用途で使うなんて夢にも思わなかったわけです。

ただ、今になって、これこそが「固定観念」って奴なのかなと思うんですよね。

つまりオイラはなまじ「測量野帳本来の使い方」を知っていたが為に、他の使い方の発想が浮かばなかったんですね。無意識のうちに「測量専用」って考えてしまったんでしょう。一般のユーザーはそれを測量用と知ってか知らずか、いずれにしてもそれをあくまでひとつの手帳(ノート)として見てるから、それを何の為に、どういう風に使うのかを自由に、柔軟に発想できる。だから自分の求める用途にそれを「流用」できたわけです。

そう考えてみると、手帳やノートに馴染めない人は、「手帳は仕事に」、「ノートは勉強に」っていう固定観念があるのかもしれませんね。手帳やノートをどんなことに使うのかはユーザーの発想次第で、便利なものにも、楽しいものにもなり得るんですが、オイラが「測量野帳=測量専用」という固定観念に縛られていたように、手帳やノートの役割を限定的にしか考えられないのかもしれません。

いやはや、固定観念って、ホントに自由で柔軟な発想を奪っちゃうんですねぇ。